黒毛和牛は、食肉としてテーブルを賑わしております。ステーキ、焼肉、すき焼きと、ご馳走が目に浮かびます。

 仔牛は、繁殖農家で生後2年あまり育った若き雌牛が人工授精を受けて、およそ十月十日で生まれる。母牛は、次の受胎に向けて準備をしていくのだが、仔牛は母牛から初乳を得て免疫と濃厚な栄養補給をうけることになります。

 ただ、あぐら牧場の仔牛は、その育成や健康上の事故を回避するため、直営牧場にて、初乳を基礎的成分にした人工哺乳で育てられることも多いです。

 仔牛は、生後27か月ないし30か月も経てば、商品として食肉センターに出荷されます。

 雌牛は、あぐら牧場に対する出資者の所有と喧伝されているが、実質は、雌牛は出資者の出資債権の担保と位置づけられるだろう。いわゆる譲渡担保権として法的には、認識されるのが普通であります。

 仔牛は、雌牛の天然果実であります。したがって、仔牛は、雌牛の所有者の所有となるのが民法理論(従物は主物の処分に従う)です。あぐら牧場では、仔牛は牧場の所有物であって、これらの仔牛を売却することによる利益金でもって、出資者に高金利約16パーセントの配当をするシステムでありました。

 以上のような投資システムは、行き詰まり、限界に差し掛かり、資金ショートが生じ、今回の民事再生申立手続きが始まったのです。