自転車による交通事故は、どのように起こってますか。

 昨今、エコや健康増進のため、自転車運転をする人々が多くなってきています。

 今回の東北大震災の直後、東京都民が公共交通機関の足を奪われて、自転車店に殺到したというのも昨日のことのようです。

 自転車の機能が軽量化し、高速度化するにつれて、歩道上を通行する自転車運転者の技量もさることながら、運転者が携帯電話やメールを利用しているケースもあり、加えて、ヘッドフォン装着によって前方不注視、ないし、安全運転義務違反も多くなっています。

 十年前に比べると、対歩行者との交通事故が約3.7倍となり、事故件数も3000件になろうとしています。

 刑事事件とすれば、自転車運転者の死亡事故のケースで禁固2年、執行猶予3年の判決が出ており、他方民事事件では、被害者に対する損害賠償の金額もかなり高額化している状況にあります。

 民事賠償については、自転車運転事故の保険事故をも包含した損害保険契約の締結がなされるべきところ、上記保険契約が締結されないケースが多い状況にあって、被害者の救済がままならず、また、加害者の賠償義務の履行に支障をきたしているというのが現況であります。

 上記のような対歩行者の交通事故だけではなく、公道上での自転車と原付自転車、普通自動車、公共交通機関との接触ないし衝突事故も多発しており、この交通事故発生状況に対しても警察において自転車運転ルールの確立が望まれております。