一世一代の覚悟で、夢であったマイホームを建築することにしたいと思うのですが、工事前、工事契約時、工事途上、工事完成後、どんなことに気をを付けたら用意のでしょうか。
また、請負工事人側においてリスクを回避するための注意点はどういうことですか。
まず、業者の選定です。定評のある、地元の評判、歴史のある(建築棟数の実績あるところ)、工事人、設計図面がしっかりしていることはもちろんです。
建築請負工事契約は、工事内容、工事金額、工事期間が契約の要素です。工事内容は、設計図から使用される、工法、資材も特定されている程の設計図書は、必須です。また、工事内容は、単価と数量の積算から割り出されるものであり、厳密な見積書が作成されている必要があります。
また、工事自体以外に、設計施工、管理を担当する一級建築士の具体的指示があって、工事は進捗していきますので、現場における、下請負を含む工事人、発注者・施主との工事打合せが定期的になされることも必要です。
特に、工事途中で、設計変更がある場合は、見積書からの工事項目からの削除、追加が積算された見積書及び設計図面を添付した、工事変更契約書を必ず締結する必要があります。
工事代金に関する紛争は、前記変更契約書が欠落しているから起こるのだと言ってもいいくらいです。また、工事完成間際に、施主から工事の瑕疵が突然主張され始め、最後の工事代金の支払が停止され、事実上の値引き交渉に引き込まれることがあります。
請負工事代金は、工事人の完成引渡が済んで発生することとされているところ、完成後瑕疵があるとして、工事代金を支払わないのに、施主が強引に引っ越しが強行されることだってあるのです。
このような時の請負工事人の対抗手段は、工事代金の支払を引き替え給付として、あるいは、工事代金を担保するため、新築建物を留置することです。
工事契約から、工事途上、工事完成の各プロセスでは、工事人と施主との強い信頼関係が常に要請されるゆえんであります。





